睡眠障害

こんなにあるの?睡眠障害の種類と特徴|症状が重くなる前に改善する

 

睡眠障害と一言で言ってもたくさんの種類があります。1番多くの人が悩まされているのが不眠症ですが、その他にも睡眠中に呼吸が止まってしまう睡眠時無呼吸症候群や、寝ている間に身体が動いてしまう夢遊病や過眠症など様々な症状があります。

 

寝ている間に疲労回復できないので、日常生活に支障をきたしてしまいます。疲労感が抜けない、集中できない、意欲がわかない、攻撃性が増したりヒューマンエラーが起きやすくなります。ここでは睡眠障害が起きてしまう原因や治療方法についてご紹介しています。

 

睡眠障害による悪影響

 

睡眠障害になると、いったいどのような影響が出るのでしょうか?日常生活では身体面だけでなく、精神面や行動面においても様々な影響が出ることになります。

 

身体面の影響

 

身体面の影響についてですが、まずは不眠で眠れないことによって体力が低下します。生きていく上で必要とされるエネルギーは、寝ている間に蓄えるのです。それが、不眠によってしっかりと蓄えることができなくなってしまいます。さらにホルモンのバランスや自律神経なども崩れて、免疫力も低下することでしょう。免疫力が低下することによって、ほかにも様々な病気を引き起こすことになります。

 

精神面の影響

 

精神面への影響ですが、落ち着きのなさや気持ちが沈んだり無気力の症状などを伴うこともあります。吐き気を催したり片頭痛が起きたり、食欲が低下する場合もあります。

 

行動面の影響

 

次に行動的な影響ですが、注意力や判断力の低下があげられます。それによって、失敗してしまうことも多くなるでしょう。作業効率も悪く、いつも以上に時間がかかってしまうこともあります。人と接することもおっくうになり、仕事上でのミスも多くなることでしょう。睡眠障害では事故を起こす確率も高くなってしまうので、交通事故を引き起こしてしまうこともあります。こういったことが起こらないように、注意する必要があります。

 

睡眠障害の影響は、こういったことからも分かるように多岐にわたります。睡眠障害と疑われたのであれば、専門医に早く相談にのってもらうようにしてください。自分の生活を向上させるためにも、大切なことです。

 

いつでもどこでも寝られる場合は不眠症予備軍かも?

 

不眠に悩む人は多いのですが、不眠症予備軍という方も多くいらっしゃいます。例えば、眠るのに時間がかかったりする方などです。不眠の症状があらわれていなくても、不眠症予備軍の方は多いのです。どんなところでもすぐに眠れるという方もいらっしゃいますが、こういった方こそ不眠症予備軍なのかもしれません。いつでもどこでも眠れるということは、寝不足が原因となっているからです。

 

昼間でもすぐに眠ることができたら危険?

 

必要な睡眠時間をきちんととっている人は、昼間に簡単に眠ることはできないものです。睡眠と覚醒が正常な方というのは、昼間に活発に脳が起きた状態になっているのです。そのために、寝ようとしても寝ることができません。

 

睡眠不足や不眠などの方は、身体が睡眠を必要としているのです。そのために、昼間であっても横になればすぐに眠ることができるのです。

 

睡眠サイクルが乱れている

 

不眠症予備軍の方は、睡眠のサイクルが乱れてしまっています。不眠症の要素を持っているのに、自分ではあまり気が付いていようです。いつでもどこでも眠ることができる特技などはなく、不眠症予備軍であることを認識しましょう。本格的な不眠になってしまう前に、自分の生活を見直すようにしましょう。規則正しい生活を心がけ、睡眠を増やす努力が必要です。

 

夜に寝床についてから寝入るまで、10分から15分くらいが健康で睡眠が十分な人の理想の時間です。予備軍の方は、5分もかからないうちに眠ってしまうでしょう。それほど、睡眠不足が続いているということになるのです。

 

睡眠障害は何科を受診すればいいの?

 

睡眠障害で悩んでいるという方も、多くいらっしゃるのではないでしょうか?悩んでいても、何科を受診すればよいのか分からないという方も多いようです。近くのかかりつけ医でも見てもらうことは可能です。

 

総合病院を受診する場合には精神科や精神神経科・心療内科などが専門なのでそちらで診てもらうようにしましょう。かかりつけ医であれば、普段のあなたのことをよく知っていることでしょう。ですから、生活面でのアドバイスはもちろんですが睡眠薬の処方などもしてもらえるでしょう。

 

適切な診療をしてもらうために

 

病院を受診する前には、きちんと自分の現在の症状を整理しておくといいですね。診察ではいつ頃眠れなくなったのか・不眠の原因・眠りにつくまでの時間などが問われることになります。こういったことを、事前に整理しておくと診察もスムーズにいきます。

 

ほかにも、身体の中でどこか変わった部分がないかなども確認しておくようにしましょう。睡眠障害を訴える人には、寝不足の他にも様々な症状を抱えていることがあるからです。例えば、うつ病や日中に強い眠気に襲われるナルコレプシー・睡眠中に手や脚がけいれんする周期性四肢運動障害といった病気もあります。

 

家族に自分の睡眠の様子を聞いてみよう

 

睡眠中に何が起こっているのかは、本人にはあまりわかりません。家族や周りに協力をしてもらって、自分が眠っているときの様子を確認する必要があります。問題があったときには、その症状を医師に明確に伝える必要があるからです。そのほうが、治療もスムーズに進むというものです。

 

寝酒で睡眠障害をごまかしていませんか?

 

専門医に診てもらうほどでない軽度の不眠症の場合は寝る前にお酒を飲む「寝酒」は、良いと思われている方も多いのかもしれません。適度にアルコールを摂取することは、健康を増進するともいわれているからです。ですが、寝酒を続けることは快眠のためにはあまり良いことではないのです。

 

アルコールの摂取によって寝つきがよくなることは、本当のことです。ですが、夜中に目が覚め、眠りが浅くなるという難点もあります。眠りの一定のリズムが崩れてしまい、こういった現象が起こるのです。習慣になっているようであれば、そのうちにもっと大量のお酒が必要となってしまうかもしれません。

 

寝つきの悪さをアルコールに頼るのではなく、健康のことを考え睡眠薬を服用することを考えてみてはいかがでしょうか。作用時間の短い優れた睡眠薬も開発されているので、安心して服用することができます。もしも不眠に悩んでいるのであれば、ぜひ一度医師に相談してみてください。

 

体内時計のスイッチを入れて睡眠のリズムを保つ

 

夜になれば眠くなり朝には目覚めるという、体内時計を人間は持っているのです。目覚めたときに太陽の光を取り入れ、脳の体内時計のスイッチを入れるのです。この時点から、ホルモンの分泌により一定時間がたつと眠気がくるようになっています。ですから夜に良い寝つきを得るためには、朝にたっぷりの太陽の光を浴びることが大切なのです。昼間にしっかりと身体を動かし、疲れさせることによって良い睡眠を得ることができるのです。

 

夜更かしは体内時計を狂わせる

 

夜更かしをすると、体内時計が狂ってしまいます。生活リズムを守っていたとしても、寝る前にカフェインの入った飲み物(コーヒーや紅茶、ウーロン茶など)を飲むことにより目がさえて眠れなくなってしまいます。どうしても夜に飲みたいというようであれば、時間や量などを気にしながらほどほどに飲むようにしましょう。

 

寝る前の喫煙も問題で、寝る2時間前の食事も避けるようにしましょう。寝ている間というのは、胃も腸も休んでいるからです。こういったことをしていると、睡眠障害につながるのです。

 

栄養バランスのとれた食生活で熟睡する

 

ぐっすりと熟睡するためには、食生活を整えることも大事なことのひとつです。栄養バランスのとれた食生活を目指しましょう。野菜や果物・炭水化物・鶏肉や魚などのタンパク質、ビタミンやミネラルなどをバランスよく摂取することが大切なのです。

 

栄養のバランスの他にも、食事の量についても気を付ける必要があります。健康的な食生活は、朝は適量・昼食はたっぷり・夕食は少しというのが原則です。

 

夕食の油ものに注意!

 

夕食に脂肪の多い食べ物はできるだけ避けるようにしましょう。体内で脂肪分を分解するためには長い時間がかかるので、揚げ物などの油を多く摂取するものは避けるべきです。夜遅くに揚げ物などを食べると、胃の消化活動が夜中まで続いてしまいます。そうすると、良い睡眠を得ることができなくなってしまいます。夕食の際には、刺激的な香辛料やニンニクなども避けるようにしましょう。

 

黒っぽいものと、カルシウムを摂取する

 

黒っぽいものは身体によいとされているので、摂取するように心がけましょう。昆布・のり・ワカメ・黒ゴマなど、パンも食パンのような白いパンよりも灰がパンなどが好ましいのです。お米もそうですが、白米よりも玄米のほうが栄養素も豊富なのです。

 

良い睡眠のために欠かすことのできないものに、カルシウムがあります。カルシウムをしっかりと摂取することによって、気持ちがリラックスし穏やかな眠りを得ることができるのです。乳製品や小魚・海藻といったようなものに、カルシウムが多く含まれています。

 

サプリメントで気軽に栄養を摂取する

 

現代人はとても忙しい方が多く、理想的な食生活をおくることは難しいかもしれません。ですが不眠で悩んでいるのであれば、ぜひ食生活を見直してみてください。栄養バランスを整えることが一番ですが難しいようであれば、サプリメントなどを利用しましょう。食生活で摂取が難しい栄養素を、サプリメントで補うのです。サプリメントは、朝に摂取したほうが効率的であると言われています。

 

睡眠をサポートするサプリはたくさんありますが、それぞれの状況によって選ぶのが良いでしょう。
参考になるのはこちらのサイト
>>眠りの妖精ネムクルの睡眠サプリランキング|本音でレビュー辛口比較

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