睡眠相後退症候群とは
生活習慣の乱れから昼と夜が逆転
睡眠障害のひとつである睡眠相後退症候群という病気を、ご存じでしょうか。眠る時間が少しずつずれることによって、昼と夜が逆転してしまう人のことを言います。例えば、前日に夜更かししたことで朝寝坊をしてしまいます。すると、その日の夜も寝付けずにそのまま夜型の生活になってしまうといったようなことです。
これがひどい場合には、自分で直そうと思ってもできません。少しずつ時間がずれていき、2~3週間に一度は起きれずに学校や仕事にも行けなくなることがあるようです。生活習慣の乱れから起こるこの病気は、原因さえわかればすぐに解決することができるものなのです。
体内時計を整える生活を送る
人間というのは約24時間のリズムで生活をしており、このリズムはさまざまな環境因子で毎日修正されているのです。朝早い時間に日の光に当たればそのリズムは短くなり、逆に夜遅くに日の光に当たればリズムは長くなるのです。
日中に日の光に当たっても、さほど変化はありません。明るい部屋で夜更かしをし日の光に当たるのが10時ごろなどでは、体内時計はくるってしまいます。
生活リズムを整える
多少夜更かしをしたとしても、健康であれば体内時計を調節することができます。生活リズムが乱れているようであれば、それをどこかで止めて直す必要があります。悪循環をリセットするためには、リセットする日を設ける必要があります。その期間は早寝早起きを心がけ、その期間は1時間程度太陽の光を浴びるようにします。そうすることでリセットができ、また悪循環にならないように規則正しい生活を送るようにしましょう。