過眠症の原因とは
睡魔と病気との関係性
仕事の最中や授業中など、昼間に眠くなってしまうことはよくあることです。ですが耐えることができないほどの眠気であれば、それは良いことではありません。そういった状態が毎日続いたりするようであれば、病気を疑ってみてください。
昼間に眠くなるというと、どうしても緊張感がないなどと思われてしまうかもしれません。この睡魔と病気というものが、どうしてもつながらないからです。そのために、病気だと気づかれることも少ないのです。
過眠症( ナルコレプシー)という病気は睡眠障害のひとつですが、主な症状は昼間でも突然と強い眠気がきて眠り込んでしまうという睡眠発作などです。試験の最中だったり大事な仕事の商談中なのに眠気が襲ってくるようであれば、注意する必要があります。
過眠症の副症状は?
過眠症の副症状としては、情動脱力発作という症状があります。怒ったり笑ったりするときに力が体中から抜けてしまったり、倒れこんでしまうといったような症状です。こういった症状が続いたり、2.3か月も耐えられないような眠気が続くようであれば過眠症を疑うべきです。
過眠症の原因は?
原因としては、なりやすい遺伝的な体質があります。ほかにも、環境因子(ストレスなど)が重なることで起こることも多いようです。確実な原因はわかっていないのですが、身体的な大きなストレスがかかった直後などに発症することが多いようです。例えば、手術や頭部に外傷を受けたり睡眠不足が長く続いたときなどです。
夜にとく睡眠をとることが、過眠症の対処法です。昼間の強い眠気が襲ってくる場合には、かかりつけの内科や神経内科精神科・睡眠外来できちんと診断を受けるようにしましょう。